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【ASENAVI】ASEANで働くべき3つの理由

記事作成: Y.S&R.H   記事編集: 田中嘉 | Global |2013.10.31

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「ASEANが熱い」
こんな言葉、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

そもそもASEANって何?どこ?南米?アフリカ?という人も多いと思います。
この連載では、「そもそもASEANって?」という疑問から「ASEAN各国の◯◯情報」など、みなさんにとって「ASEANが身近になる」情報をお届けします。

ASEANとは、「東南アジア諸国連合」の略称で、「マレーシア, ミャンマー, タイ, ラオス, ベトナム, カンボジア, シンガポール, ブルネイ, インドネシア, フィリピン」の10カ国を指します。

今日はシリーズ第一弾として、なぜ若者世代がASEANに目を向けるべきかを3つのポイントに分けてお伝えします。

ポイント1:人口、経済成長率、購買意欲から見るASEANの魅力。

メディアでも最近よく取り上げられるASEANなので、GDPや人口のデータはご存知の方も多いと思います。

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EU28カ国の人口が約5億人に対して、ASEAN10カ国の人口はなんと6億人!!

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さらに注目すべき数字は、安定して5%を超える経済成長率!日本と比較したらその差は歴然ですね。

ASEAN域内のどの国を見ても、「明日を憂いている」人なんて見当たりません。これだけの成長率を誇っているので、確実に「昨日より今日、今日より明日はよくなるだろう」という自信に満ちあふれています。

そんな環境にいれば、必然的に消費意欲が高くなるのは当然のこと。その最たる例がスマートフォンです。いろいろなものが安く買えるASEANでも、こればかりは安くありません。それでも、給料の何倍もの値段がするiPhoneを誰もが持っている。ローンを組んで購入するという人も中にはいるんだとか。

「宵越しの銭は持たぬ」とはまさに彼らのためにある言葉かもしれません。]

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(平日にも関わらずスマフォを買い求めに来る人達。)

消費意欲のものすごさはスマートフォンだけにとどまりません。
例えば、カンボジア。みなさんは「カンボジア」という国名を聞いて、どんなことをイメージしますか?

よく出てくるのは、「貧困」「地雷」「内戦」「ポルポト」このあたりじゃないでしょうか?たしかにそれは間違いではないのですが、実際に足を運んでみると、全く別のカンボジアが見えてきます。

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この写真に写っている車は言わずと知れたトヨタの高級車レクサスです。
一人当たりのGDPが1000ドルを下回るにも関わらず、首都プノンペンを10分も歩けば必ず目にするこのレクサス。中間所得層だけじゃなく、富裕層の成長も著しいのが、このASEANです。

これまでのASEANは日本企業にとってコストカットのための“生産拠点”として捉えられることが圧倒的に多かったです。

しかし、これからのASEANは“市場”としての魅力に満ちあふれています。6億人の人口と、平均5.3%の経済成長率。魅力的かどうかは火を見るより明らかですね。

ポイント2:2015年 AEC(ASEAN経済共同体)の発足を契機としてさらに高まる各国からの注目度。

ASEAN10カ国が1つにまとまり、EUのような経済共同体が生まれます。
これにより、域内の関税撤廃、投資の自由化、知的財産権の保護等において共通の枠組みが生まれ、経済や人的交流の面での結びつきがさらに強くなると言われています。

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ASEAN各国を旅していると、頻繁にASEANの国旗や、ASEAN10カ国の旗が並べられているのを目にします。

一方、一人当たりGDPが4万ドルを超えるシンガポールから、1000ドルに満たないカンボジア、ラオス、ミャンマーまで域内の経済格差は大きく、AEC設立にはまだまだ課題が残っているのも事実です。

そうは言っても、AECが無事設立されれば先に述べた通り、6億人の市場が誕生する訳です。これは非常に魅力的です。

域内関税は撤廃されているので、ASEAN域内であれば貿易の自由化は進みそうです。したがって、人口600万人程度のラオスでものづくりをして、隣の人口9000万人のベトナムへの輸出することも可能なのです。

ASEAN 10カ国が繋がることでこれまでにはなかったメリットが浮き出てくるかもしれません。これはまだまだ注目し続ける必要があります。

ポイント3:日本人が想像している以上に親日的なASEAN諸国。

経済面において、中国、韓国勢がスゴイ。
このようなニュースを聞き、うんざりしている人も多いのではないでしょうか。
ASEAN諸国では、特にその勢いを感じられます。華僑を例に挙げて見ましょう。

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ASEANにおける華僑(※)と日本人の人口比較です。
※華僑:「中国(厳密には本土、台湾、香港、マカオ)以外に在住しながら、中国国籍を持つ人達」

ものすごい差ですね。華僑は全世界にいますが、そのうち70%程度が東南アジアにいると言われています。「中国人はもともとの人口が多いから。」という言い訳もできるのですが、それでも差は歴然です。

これだけ人口に差があれば、企業の数やビジネスの規模にも差が出てきます。

次の写真を御覧ください。驚愕です。

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マレーシアのとある家電売場。TOSHIBA , SHARP , SONY ,LG , SAMSUNGのテレビがズラリと並べられています。

お気づきでしょうか?

ちゃんと映ってるの、LGとSAMSUNGだけなんです。
日本の製品は全部省エネモードにされていました(笑)これにはちょっと凹みました。

上の写真はたまたまでしょうが、製品だけではなく、文化面においても中国・韓国の勢いは凄まじいです。現地人が韓流ドラマを見ていたかと思えば、K-POPがCM曲として流れます。

とはいえ、ASEANの人達は未だに日本の製品、文化、人間性に対して強い憧れや高い信頼を抱いています。日本製品のクオリティの高さや、ODA支援などを知ってか、ASEAN諸国の人たちの親日度はかなり高いです。どこの国に行っても日本との繋がりがあります。

例えば、今ではラオスの主要産業となっている水力発電。これを作ったのは実は日本人なんです。そういう先人達の活躍もあって、若い世代は比較的容易に飛び出せる環境が整っているんです。

「そういった環境を活かせるなら活かさない手はない」と言えると同時に、「今活かさなければ容易に他国に取って代わられてしまう」ということも言えるでしょう。

編集後記

この記事を読んで、「ASEANってなんかおもしろい」と、興味を持って頂ければ幸いです。

ASEANと一口に言っても、当然10カ国それぞれ特徴があり、経済レベル、文化、国民性、市場環境など比較項目を挙げればキリがありません。

今回はASEAN導入編としてご紹介しましたが、今後は数回に渡って、ASEANを身近に感じられる情報を配信していきます!

<記事編集:アセナビ取材班>

ASEAN WORK NAVI (通称:アセナビ)
休学中の大学生二人がASEAN10カ国を6ヶ月間で巡り、「“ASEANで働く”を近くする」情報を発信中。

http://asenavi.com/

(記事作成:Y.S&R.H   記事編集: 田中嘉 )

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