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あなたのプレゼンが劇的に良くなる3つの手法~ZENに学ぶプレゼンの極意~

記事作成: 中野 綾香   記事編集: 和田有紀子 | Global |2014.02.10

グローバル化が進むこのご時世、企業ではもちろんのこと大学でも重視されつつあるプレゼンテーション。ゼミでの発表のため、授業での課題発表のため、研究結果報告のため・・・。しかしながらそういったプレゼンテーションを不得意としている人は多いはず。
今回は「プレゼンテーションzen」の著者ガー・レイノルズさん直伝、あなたのプレゼンテーション能力向上のための3つのキーをご紹介します。

 

日本人はプレゼンテーションが苦手?!

「お・も・て・な・し」の文化が根付く日本。しかしプレゼンテーションで聴衆をおもてなしすることは苦手なご様子。頑張って作ったはいいものの、小さい文字がぎっしりの読みにくいスライドになってしまった、アニメーションを付け過ぎて見にくいスライドになってしまったなどという経験がある人は多いのではないでしょうか。

また逆に聞き手の立場になった時、細かいデータばかり、棒読みのつまらないプレゼンテーションを子守唄に夢の世界に旅立った経験は誰にでもあるはずです。これでは「自分の考え・アイディアを他者に効果的に伝える」というプレゼンテーションの趣旨が達成されないどころか、せっかくプレゼンつくりに注いだ努力も水の泡になってしまいます。

ではどのようにしたら魅力的なプレゼンテーションをつくり実践することが出来るのでしょうか。

日本文化の応用

プレゼン2

日本の文化の代表格といえば最近世界無形文化遺産にも登録された『和食』。その中でもJapanese bento(お弁当)は世界でも注目されています。その魅力とは、「冷めても美味しい」という味の側面のみならず、「美しい」といったデザインの面にも及びます。実際、ガー・レイノルズさんは日本弁当のシンプルで美しく、バランスのとれたデザインをプレゼンにも応用することを推奨しています。

プレゼン3

お弁当もプレゼンテーションも「腹八分目」がベスト!

ではより聞き手の心を掴むためにはどのような要素が必要なのでしょうか。レイノルズは以下の3つが重要だと言います。

<ポイント>

  1. ①抑制
  2. ②シンプル
  3. ③自然さ

①抑制

これはプレゼンの準備段階で必要です。限りある準備時間の中で想像力豊かにプレゼンテーションを作らなければなりません。
「そんなこと言われても、私はクリエイティブじゃないし・・・」
ご安心ください。レイノルズ曰く、人間誰もが想像力豊かであると言います。失敗を恐れず行動していた子ども時代、全てのことが初めてで新鮮だった初心者の心を思い出して動き出してみましょう。

プレゼン4

②シンプル

「質素」、「簡素」は禅の観念につながるものです。このキーポイントはデザインを決める際に重要となります。余分なものを取り払って必要最低限のもののみを残す美。これによって、プレゼンにおいて一番強調したい部分を聞き手に伝えることが出来るようになります。また日本人として「わびさび」の精神を培いながら、たまには忙しい現実から離れて独り自然の中でプレゼンのデザインを考えるのもいいかもしれませんね。

③自然さ

何週間もかけて完成させたプレゼン発表の時。大勢の聴衆を前にして話し手も緊張しがち。そんな時こそ「自然さ」が大切になります。適度な間を置きながら聴衆に自然な笑顔で語りかけ親近感を持たせる。

「でも私、話し上手じゃないし、ましてみんなの前に立って話すなんて・・・」

プレゼンのデリバリー(伝達)が苦手な人が、自然かつ効果的に話を伝えるためには少々練習が必要です。その名も「エレベータートーク」。エレベーターに乗って目的の階に着くまで
の20-30秒間で、自分の話の要点を相手に伝えてみましょう。
エレベータートーク練習であなたもプレゼンマスター?!

 

プレゼンの極意を実践してみると・・・

プレゼン6プレゼン7

 

上の2つのスライドを見てください。左側は日本のプレゼンでよく見かけるスライド、右側はプレゼンの極意を応用して作ったスライドです。左側は30カ国以上のデータが詳細に書かれており、強調したい部分に赤丸、一番伝えたい言葉を図形で囲んで、おまけにイラストも付けてあります。このように内容と情報、そして努力が詰まったスライドですが、見る側になった時、果たしてこのスライドは見やすいでしょうか。

答えはNoです。情報が詰まりすぎていると人間の脳は飽和状態になり、いわゆる「おなかいっぱい」になってしまい、効率よく情報の吸収が出来なくなります。
自分の伝えたいことを確実に伝えるためには、右側のような「シンプル」なスライドを作る必要があります。右側のスライドでは自分が一番比較したい国(ここでは日本とアメリカ)とその他数か国をピックアップしてグラフを作成し、余白を十分に活用し、シンプルな色使いで仕上げています。これならデザインも素敵で見る人の視覚に訴えることが出来ますよね。

また最近のプレゼン作成ソフトには様々な機能があり、簡単に3Dグラフ等も作れてしまいます。3Dの方が立体的で見やすい!と思われがちですが、実際は2Dグラフの方がわかりやすいことも。自分で色々と試してみて、素敵なプレゼンを作り上げてみてくださいね!

どうでしたか?以上のことを実践すればプレゼンテーションが苦手なあなたも、一目置かれるプレゼンテーターになることでしょう。「もっと詳細が知りたい!」、「もっとプレゼンを極めたい!」という方には、ガー・レイノルズ著「プレゼンテーションzen」の一読をお勧めします。

参考文献
Garr Reynolds 「プレゼンテーションzen」

(記事作成:中野 綾香   記事編集: 和田有紀子

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