記事であなたの可能性が広がる ~学生のための記事・イベント配信サイト~

アメリカ留学を通して感じた~日本人が英語ができない”本当の”理由~

記事作成: 茂田井 佳菜   記事編集: 和田有紀子 | Global |2014.04.23

英語できない理由2

“日本人は、中国人や韓国人よりも英語が下手??”

英語できない理由1

「中国人や韓国人などは英語がよくできるのに、日本人で英語が出来る人はほとんどいない」——高校生の頃、知り合いのおじいさんにもらった本に、こんなことが書いてありました。その本の著者は、英検1級を持っていて、英語で就職面接を行う仕事をしている方だったと記憶しています。その方の体験を元に、「どうしたら英検1級に合格できるか」ということが書かれた本だったと思いますが、冒頭部分にそのような衝撃的なことが書いてあったのです。

その本に出会ってから1年半後、私はアメリカ・カリフォルニア州の大学に1年間留学することになりました。中国や日本からの留学生が多い大学と知り、「あの本の言っていたことは本当なのだろうか」と確かめたいと思いました。

現在カリフォルニアに留学して9ヶ月目になりますが、私が色々な人と英語で話してみた感覚からすると、日本人留学生の英語が他のアジア人留学生に比べて劣っていることはないのではないか、と思います。私の周りには中国人留学生が沢山いるのですが、彼らも語彙はそんなに多くはありませんし、発音もかなり訛りがあってアメリカ人になかなか通じない、といった感じです。

ヨーロッパ出身の人は、元々言語が似ているせいかかなり流暢に英語をしゃべる人が多いのですが、少なくとも日本人と中国人の留学生の間にそこまで大きな英語力の差は見られません。

 “日本人は英語ができないと言われる本当の理由”

英語できない理由2

先に述べた本以外でも、「日本人は英語ができない」という意見をよく耳にします。確かに、英語に苦手意識を持っている日本人は多いようですが、どうしてそのように言われることが多いのでしょうか。

ある宗教家が書いた本によると、一つには「日本は自国語で勉強できる先進国だ」という理由が挙げられるそうです。発展途上国の場合、海外に留学したり外国語の文献を読んだりしないと、新しい分野の知識はなかなか学べませんよね。しかし、日本の場合はほとんどの分野がかなり進んでいるため、英語ができなくても日本語で学ぶことができます。そのため、日本人は他国の人たちほど英語を勉強しないのではないか、という指摘があります。

確かに、一生日本で暮らすなら英語ができなくても生活は成り立つので、それが英語学習に対するモチベーションを下げているのかもしれませんね。

“熱意と英語学習にかけた時間が鍵”

英語できない理由3

そうはいっても、時代は今国際化の流れに入っているため、日本でも英語学習に対する需要はどんどん高まっています。楽天やユニクロを始め、多くの企業が社内での英語使用に積極的な模様です。(参考:http://matome.naver.jp/odai/2134322029985508201)では、どうすれば英語ができるようになるのでしょうか。

ズバリ、その鍵は「熱意」「学習にかけた時間」なのではないでしょうか。先ほど述べたように、私が今留学している大学には留学生がたくさんいますが、数ヶ月過ごすうちにそれぞれの英語力にだんだんと差が出てきたのを実感しています。

例えば、取る授業やその取り組み方でも実力に差が出てくるように思います。日本人同士で一緒のクラスを取って、そのまま日本人と一緒に過ごすこともできますが、その場合授業でわからないことがあると結局日本語で話し合ってしまうことが多いので、あまり英語が上達しません。あえて一人でアメリカ人学生の中に飛び込んでいくと、全て英語で解決しなければいけないので、英語力が磨かれます。

また、最初は同じくらいの英語力だった留学生も、日本人同士で固まって過ごした人と、アメリカ人と積極的に交流した人では、今では会話力がだいぶ違います。当たり前ですが、英語に触れた時間が長い人ほど、英語が上達しています。

このように、英語ができるかどうかは、決して生まれつきの能力だけで決まるのではなく、「熱意」と「学習にかけた時間」が大きく関わっているのではないでしょうか。

学問に王道なし」―古代のギリシャの哲学者アリストテレスのあまりにも有名な言葉ですが、語学において特に身に染みる言葉です。日本の大学にいては英語を使う必要性がないために怠けてしまいがちですが、きっと人生のどこかで英語を使うシチュエーションに出くわすはず。そんなときに英語が話せるように、一歩日本の外に出てみるのもよいかもしれませんね。

(記事作成:茂田井 佳菜   記事編集: 和田有紀子

「いいね!」で、最近の情報をチェック!