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周囲の学生と差をつけるために!ニュースを一歩深読みするための用語集~経営用語編~

記事作成:   記事編集: 和田有紀子 | Innovation |2014.05.26

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◆「ニコ動」でおなじみのドワンゴが角川と“経営統合”!そもそも経営統合って?

先日のニュースで、「ニコ動」で有名なドワンゴと主に出版業を手がける角川の“経営統合”が発表されました。 普通の学生ならこのニュースを

「へーそうなんだ。」

とあっさりと読み飛ばしてしまいそうですが、みなさんはそもそも経営統合が何なのか知っていますか?

ギクッとした方も多いと思います。 多くの学生が将来的に企業で働く世の中。今回は、一見知っていそうで実は理解していない人が多い経営用語を解説しようと思います!

話に戻って、経営統合。実は経営統合とは1つの活動のことを表すのではなく、合併・持株会社・子会社化・資本提携など様々な意味で使われるんです。今回の角川とドワンゴと経営統合は、“持株会社”に当たります。 経営統合に種類があったことすら、知らなかった人もいるでしょう。次は、持株会社の説明をしたいと思います!

◆2012年にはリクルートも“持株会社”化!ここから学生は何を読み取るか

持株会社という言葉自体は学生にはあまり馴染みがないかもしれませんね。でも、○○ホールディングス(ex.野村~)や△△グループ(ex.三菱UFJフィナンシャル~)という言葉は聞いたことがありませんか? 実はこのホールディングスやグループこそが、持株会社のことなんです。下の図をご覧ください。

持株会社1 出典:http://www.dir.co.jp/library/column/20130327_006970.html

実は一般的な持株会社(=図の親会社)は、自ら事業は行いません。その代わり、事業を行う子会社の株式を所有することで支配し、全体の経営戦略のみを考えます。 こうすることで、リクルートキャリアやリクルートジョブズなど8つの子会社を持つリクルートの場合は、

  1. グループ全体としての戦略立案
  2. 持株会社、各事業子会社の役割の明確化および競争力の強化
  3. グループ全体の経営資源の最適な配分

などを可能にしました。 持株会社のメリット、お分かりいただけましたか?

◆企業を拡大するだけが経営じゃない?“分社化”で企業は何を狙うのか

ここまでの話を聞くと、事業を成長させるためには会社の規模を拡大させるべきだというイメージを持っている学生も多いのではないでしょうか?しかし、その逆、つまり会社を小さくすることも1つの戦略なんです。

その例として、自社の事業を1つの会社として本体から切り離し「子会社化」することを“分社化”と言います。分社化には、

  1. 経営の効率化
  2. 各事業の成果や責任の明確化
  3. 倒産のリスクの分散

などのメリットがあります。例えば会社の中に業績が赤字の事業があった場合、その事業の社員が「他の事業が黒字だからいいや」と怠けていてはいけませんね。そこでこの事業を切り離して1つの会社にすることで、成果が全て決算と直結するため、社員のやる気も高まり良いサービスが生まれるかもしれないのです。

どんな手段をとれば各事業が上手く行くのか、それを考えるのが経営戦略の醍醐味かもしませんね!

◆ニュースでよく聞く“M&A”って?企業はなぜ他の企業を買収・合併するのか

他によく聞く用語として、“M&A”が挙げられると思います。M&Aとは、Mergers&Acquisitionsの略で、日本語では、企業の買収・合併と訳されます。

  • 買収=ある企業が他の企業を買う
  • 合併=複数の企業が1つの企業になること

別々の会社が1つになるという意味では本質的にはどちらも同じ。新聞でもM&Aという言葉は度々出てきますが、では、どうして他の企業と1つになるのでしょうか?それは、

  1. 0から独自に事業を作る時間を節約する
  2. 自社のビジネスと相乗効果を生ませ、競争力を高める

などのメリットがあるからです。 昨今では、グローバル化の中世界規模で競争が激化しています。そのため、できるだけ短い時間で新しい事業を展開しサービスを生み出さねばなりません。こういった背景もあって、M&Aという手法は非常に注目されています。

◆“M&A”で失敗することもある?学生も知っておくべき合併・買収が抱えるリスクとは

グローバルな競争が繰り広げられる中、企業はスピードを追い求め、M&Aが活発になるという話をしました。しかし、M&Aをしても、想定していたほど事業が成長しない失敗事例も当然あります。その原因として、

①事前の準備不足

-M&Aは目的ではなく手段。自社のビジョン・事業戦略を基に、何のための買収かを考え切れていない企業もある。

②買収後の摩擦

-元々は別の会社なので、各々が異なる企業文化を持っていたり、仕事の進め方が違ったりするため、その結果、統合しても一つの会社として上手く力が発揮できないこともある。

などがあります。相手企業の選定も非常に難しそうですね。

経営用語シリーズ、いかがでしたか?今まで話してきた内容は、経営の基礎の基礎で全てではありません。これを機にもし経営に興味を持った方がいたら、是非ご自身で調べてみてください!きっと新しい発見がありますよ!

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(記事作成:   記事編集: 和田有紀子

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