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東大の期末テストを一挙大公開!お堅いだけでなくこんな面白いテストも!

記事作成: 和田 有紀子   記事編集: 和田有紀子 | Innovation |2014.06.26

すべての大学生に等しく降りかかってくる期末テスト。

今回は世界の大学の期末テストに引き続き、国内大学の面白いテストをご紹介します。
まずトップバッターは東京大学から!
東京大学といえば日本最難関のそれはそれは難しい問題が出るのではないか、という印象がありますが、実際のところどうなのでしょうか。
東京大学のテスト事情から、面白いテストまでをお楽しみください。

◆意外と知られていない東大の進学振り分け事情

日本の最高学府と言われて久しい東京大学。
その理由のひとつに、東京大学が取り入れているリベラル・アーツ(教養)教育が挙げられると思います。東大に入学する際、他大学とは異なり、○○学部に入学するのではなく、「教養学部文科一類・二類・三類」「教養学部理科 一類・二類・三類」という聞きなれない分類によって入学します。

文一なら9割方法学部、理一だったら多くが工学部や理学部などというように、大まかなパスが決まっていますが、1年半の教養期間を経て、自分が興味のある分野以外の勉強もすることで、幅広い人間になることを意図しています。

このように入学時点で専門の学部が決まっていない東大では、「進学振り分け」という制度があり、2年生の夏休みに、入学から2年の夏学期までの成績の平均点を持って3年次以降の学部を決める戦い(チキンレース)に挑みます。

ですので、自分が希望する学部に進学するためには、1~2年次の勉強をサボることができず、万が一行きたい学部に行けなかった場合は、留年ではなく「降年」(勇気ある留年ともいう)という処置にてもう一年間2年生をやり直すことになります。

◆教養学部のテストとは?

東大3

そんな東大生が必ず通る教養学部ではどのような試験が行われているのでしょうか。
思うに、筆記試験が9割、マーク式テストなどはごくごく一部かと思います。文系の方が、期末一発の場合が多く(特に法など大教室で受ける授業)、理系授業やその他文系の授業なんかは例えば学期中に出席が取られたり小テストがあったり、課題提出があったりで、もちろん授業にもよりますが、これらが点数の3割くらいを占めます。授業を挙げるときりがないので、今回はそんな教養学部の面白いテスト6例をアンケートに基づいてご紹介します。

①フランス語の授業で筆記試験、口頭試験、レポート(すでに多い)に加え、グループで30分程度の劇を自分達で考え(もちろんフランス語で)演じなさい、というものがありました。ほとんどの学生がフランス語を習い始めて3カ月目くらいなので、本当に死に物狂いでした。(現教養学部2年)

②構造化学のレポート課題で、先生が授業中にした雑談を3つ書けという問題がありました。(現教養学部2年)

③数学1のテストでは、解答用紙が原稿用紙形式で、1マスに書ける文字の制限が厳しかったり、体言止めは容赦無く点を引かれたりということがありました。余計なことを書くよりも白紙で出した方が点が高いと皆の間で話題になりました。(現教養学部2年)

④インドの文化をカレーから考えるという授業があり、毎回本当にカレーが出てくるので、筆記のテストにも間違いなくカレーの香辛料が出るだろうというまことしやかな噂が流れ、必死に覚えた記憶があります。(現経済学部3年)

⑤教養学部1年次の中国語の必修テストでは、オプションとして「中国語の歌を歌う」というものがありました。1曲暗記してくれば加点。ただし、他人と曲がカブったら、その分加点割合が低くなる。(現東京大学大学院修士2年)

⑥教養学部2年次の哲学の試験では、「伝統」に関する話題で、各自関心のある内容を取り上げ、それに関するレポート…の「目次」のみを作成してくる。枚数は、A4用紙2枚以内。先生曰く、「いいレポートは目次だけ見ても内容が分かる、悪いレポートは目次もわけわからない」だそうで。(現東京大学大学院修士2年)

いかがでしたでしょうか。
東大でもなかなかチャーミング?な試験が行われたりもするようですね。続いては、進振り後3年次から分かれる各学部の面白いテスト4例をどうぞ!

◆各学部の面白い期末試験

東大4

①テストの最後の問題が数枚の顔写真から教授の顔を選ぶというもの。試験監督に来るのはもちろん教授でなくTA。(現工学部物理学科3年)

②北京大学歴史学系3~4年生対象の、中国文化史のテストが科挙並みに難しい(その一:二十四史の名前と作者を全て書け。その二:六十干支全て書け。その三:二十八宿全て書け。)これ以外にも穴埋め問題が20問程、語句説明が15問ほどある。向こうではこれでも、「優しいテスト」であるようだ。(現大学院総合文化研究家修士2年)

③言語学を勉強すると必修となる「音声学」。IPA(国際音声字母)という記号で言語音を書き取ったり、逆に発音できるよう練習したりするのですが、その試験がなんと実技試験。書き取りと発音があります。日本語にも英語にもない音もあるので発音練習しなくてはいけませんが、家族の前で発音練習すると、「こいつ何やってるんだ?」みたいな顔され、他人の前ですると変な目で見られるのでなおさらできません。(現文学部言語文化学科4年)

④物理数学の試験で「ある日起きたら4次元の世界にいました。そこで4次元の球面調和関数を解かなければなりません」と問題文に書いてあり、状況が不可解すぎて笑ってしまいました。ちなみにこの試験は何でも持ち込み可でインターネットもOKでしたが、こんな問題どこに載ってるんだよとツッコミを入れたくなりました。結局持ち込んだノートも教科書も役に立たず、問題の誘導に乗って自力で解きました。(現理学部天文学科4年)

さすが東大!と言いたくなるものから、「え、まじかよ…」と言いたくなるものまで様々ですね。
ここに掲載しているのは、あくまで例外ばかりですので、スタンダードだとは思わないでくださいね。

それではこれからの「熱い」試験を乗り切りましょう!
アンケートにお答えいただいたみなさま、ありがとうございました。

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(記事作成:和田 有紀子   記事編集: 和田有紀子

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