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就活だけが未来じゃない!~趣味を仕事にし、あなたをビジネスの成功へ導く3つの要素~

記事作成: 中野 綾香   記事編集: 和田有紀子 | Global |2014.07.01

◆はじめに…

今年の大学4年生の就職活動も半ばを過ぎ、夏に向けて大学3年生向けのインターンシップ申し込みが開始しています。説明会、エントリー、ウェブテスト、そして更なる面接…

このようなプロセスの過程で、3年生はもちろんのこと、その3・4年生を先輩に持つ1・2年生も否応なしに将来の姿について考える機会は多いはずです。

「将来何になりたいか明確でないし、自分のやりたいことをやれる業界・企業が必ずしも存在するわけではないし…」

就職するということは学生であるときよりもより広い社会に出て働くということですので、今までの悠々自適な大学生活とは異なり、自分のやりたいこと・やれることのみを行なうのではなく、仕事として自分のやるべきことを全うしなければなりません。

「そうは言っても会社に縛られるのは嫌なので、自分のスキルを生かして楽しく仕事が出来る理想的な仕事場が存在したらなあ…」

と思う学生も多いでしょう。 しかしながら諦めるのはまだ早い!そのような理想的な環境を自分自身の手によって作り出す方法があるのです。今回はその夢のような方法をご紹介します。

◆趣味から生じたビジネスチャンス volume.1

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下記紹介の地図

【ケーススタディ1】

ジェン・アドリオンとオマール・ノーリーはオハイオ州の美術学校を卒業した後、無事に職を得ましたが、希望した仕事を始めて1年足らずで、自分の仕事と自分の気持ちの間に齟齬を感じるようになっていました。そのような仕事のストレスから彼らを解き放ってくれる唯一のもの、それが旅行でした。ある地域を旅すると、もっと他の地域に行きたくなる。彼らのその心情には際限がありませんでした。

「では、自分たちの旅心をいつでも身近に感じられるように、大きな地図を壁に貼ろう」

このようなことを思いついた二人は、必死に現代の世界地図を探しました。しかしながらどれも彼らの理想のものではありません。そこで彼らが思ったこと、それは、無いならば自分たちで完璧なものを作ろう、ということです。そして彼らは自分たちのために世界でたった1枚の理想の世界地図を作成することにしました。

何日もかけてデザインをした後、いよいよその地図を印刷するために業者に持っていきました。彼らは自分たちのために1枚印刷する予定だったのですが、業者は50部からしか注文を受けず、結局500ドルを支払い、50部の地図が手元に残りました。

「1枚は家に貼り、数枚は友人にあげるとして、残りの40数枚はどうしようか。売ったら売れるかな。」

そのような単なる思い付きにより96ドル(約9,800円)の値段をつけてネットで売ってみたところ、すぐさま完売。彼らは違和感を覚えていた勤め先を辞め、旅行という、自分たちが最も情熱を注げる分野でビジネスを開始しました。

このビジネスについて詳しく知りたい方は本文末尾紹介の【参考2】よりご覧ください。

◆魔法の方程式:○×○=ビジネスチャンス!

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「そうはいっても、それは特殊な例で一般の人には出来ないのでは…」と思った方も多いでしょう。しかしながら、夢のビジネスを実現させる方程式が存在するのです。

(情熱+問題解決スキル)×(問題+市場)=ビジネスの機会

後半部分に関しては、人々が不満に思っていたり解決したいと思っていたりする問題が存在し、そこに市場が成り立てばビジネスチャンスがあるということです。言い換えると、自分の趣味に少しの工夫を加えることで、自分のやりたいことを仕事に出来る可能性があるのです!

◆プラスαでより戦略的に

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上記の方程式にちょっとした戦略を入れることで、効果は倍増します。

  1. 現代型のターゲット市場
  2. 長期的な市場が存在しているか否かを分析
  3. 新マーケティングの導入

 

①の現代型ターゲット市場とは、一般的な意味での人口統計を用いないということを表しています。従来のやり方では商品を販売するためにターゲットを絞る際、若年層向けか年配向けか、一般家庭向けか、富裕層向けか、また男性向けか女性向けかなどの、年齢・収入・性別に基づいて判断していました。現在もこれらの要素は多少なりとも存在しますが、現代型でターゲットの絞り込みを行う場合、興味や情熱、能力や価値観などに、より重点が置かれるようになっています。現代においてマーケティングを行う際、人々の外的な要素よりも内的な要素に注目すべきなのです。

②の長期的な市場とは、その分野が人気・流行分野であるか否かということを示しています。「流行」というと、爆発的な人気が過ぎたあとは廃れていくというイメージがあり、また多くの企業が既にその分野に存在している中、なぜあえてそこに参入すべきなのかという疑問を持つ方もいるでしょう。しかし、逆説的ではありますが、ブームがあるということは常に需要や市場があることを意味するのです。ダイエットのような、具体的な例を挙げればわかりやすいでしょう。バナナダイエット、豆乳ダイエット、炭水化物抜きダイエット、パレオ・ダイエットなど様々なダイエット方法が提起されて続けています。その過程で廃れていく方法もありますが、全体としてはダイエット市場が長期にわたって存在していると言えるでしょう。

③で言う新マーケティングとは、従来型の「説得する」マーケティングではなく「誘う」マーケティングです。楽しいショッピングの間に、店員さんに買うように促されて飽き飽きした経験は誰にしもあるのではないでしょうか。そうではなく、お客さんのほうから寄ってきてもらえるものが新マーケティング。単なる説得ではなく、適切な時期に適切な相手に魅力的なオファーをすることが重要となります

◆趣味から生じたビジネスチャンス volume.2

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ではこの要素を実践して成功した例はあるのでしょうか。

【ケーススタディ2】

ゲイリー・レフは研究者として多忙な日々を送っていますが、彼の副業はトラベル・ハッカーであり、副業だけで毎年750万円以上稼いでいます。

前述の方程式に当てはめると、ゲイリーの情熱は海外旅行、問題解決スキルは理想の旅行計画を立てて予約を取ることです。このサービスには250ドルの支払いが必要なのですが、予約などの面倒なことをしないで旅行を楽しみたいという会社役員のニーズにマッチしているといいます。したがって、顧客には海外旅行計画・予約の手間という問題が存在するということがわかり、ゲイリーのトラベル・ハッカーとしての市場があるといえます。

また、多忙な人たちはマイルの活用方法などもあまり知らないため、ゲイリーに予約を任せることでマイルを有効利用してお得に海外旅行に行けるのです。旅行への情熱とちょっとした知識がビジネスチャンスに繋がっている、理想的な例だと言えるでしょう。

もちろん、今すぐに就活を止めて、自分のやりたいことをやれるようなビジネスチャンスを掴むことはそう簡単ではありません。しかし、お金がなくても情熱やちょっとしたスキルがあれば誰でも自分だけのビジネスを起こすことが出来るのです!このような方程式を頭の隅に置きながら就活やインターンをすると、将来自分が就くであろう仕事に関しても前向きに考えられるようになれるかもしれませんね!

【参考】

  1.  クリス・ギレボー(2013)『1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法』飛鳥新書
  2.  THESE ARE THINGS :the design and illustration studio of Jen Adrion and Omar Noory  http://thesearethings.com/
  3.  MILE POINT : http://milepoint.com/

 

(記事作成:中野 綾香   記事編集: 和田有紀子

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