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今フィリンピン留学が熱い?日本と韓国の英語力の違いはここに秘密があった!

記事作成: 加倉井 涼   記事編集: 和田有紀子 | Global |2014.07.16

今後より一層グロバール化が進むと言われるこの時代、英語を使って仕事をする機会はますます増えるでしょう。
しかし、日本人の平均的な英語力は世界的に見ても低いと言わざるを得ません。
ユニクロや楽天の社内英語公用化宣言は社会でも大きな話題となりました。それほど日本にとって英語はなじみの薄いものですが、お隣韓国では英語教育に大きな力を入れ、成果を上げています。今回は、その日本と韓国での英語力の違いを、フィリピン留学というキーワードから紐解いていきたいと思います。

アジア30か国で27位!?日本はやっぱり英語弱国?

TOEFLとTOEICのスコア平均を見てみましょう。
2010年のアジア30カ国のTOEFLスコアの平均点ランキングでは1位シンガポール(98点)、2位インド(92点)、3位マレーシアとフィリピン(88点)と、英語が公用語、準公用語の国が上位にきている中、韓国は香港と並び81点で9位となっています。一方の日本は、70点で27位。2014年のTOEICテストでも、日本の平均スコアが512点であるのに対し、韓国は628点で大きな差があります。各国で受験者数や受験層が違うなど、一概に比べることはできませんが、大まかな指標としては有効でしょう。

この差には様々な要因が考えられます。
・日本では、日本語で書かれた文献・論文が豊富にあり、多くの本が日本語に翻訳されることなど日本語が分かれば勉強するにあたりそこまで困らないこと。
・これまでの日本では大きな内需があり、国内の消費に重点を置いても困らなかったこと。
・英語を使わなければ生きていけないという環境がほぼないこと。
・日本の周りに英語を母国語にする国がほとんどないこと。
・日本に外国人が少ないこと。
・英語を話せなくても給料が高い仕事につくことができたこと。
……など様々な要因が挙げられます。

しかしこれからの時代、経済のグローバル化がますます進み、外国人とコミュニケーションをとることも増えてくるでしょう。その中で英語の重要性というのはますますウエイトを占めてきます。

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お隣韓国が英語強国である理由とは

日本の隣国、韓国も以前は英語が得意な国ではありませんでした。しかし、今では英語試験のスコアで日本を上回っています。
韓国では1993年に誕生した金泳三(キムヨンサム)政権が「グローバル化なくして韓国は世界で生き残ることはできない」と訴え、企業がグローバル化を目標として掲げるようになりました。さらに1997年にアジア通貨危機という出来事があり、韓国経済は危機に陥りました。人口があまり多くない韓国での国内需要低迷では経済成長を見込むのは厳しいと判断し、国全体の方針として積極的に海外に進出していくことを決め、企業も英語力のある人材を多く求めるようになりました。また市場開放も進み、外資系企業も多く入ってきました。そういった背から、韓国では英語をしゃべることができればよい仕事につけるという流れができました。今では、韓国の大手企業であるサムスンやLG、そして国家公務員に合格するためには、TOEICスコア900点が最低ラインと言われています。

この流れは日本のこれからにも当てはまると思われます。これから少子高齢化が進み、さらに人口減が進むという予測がされる日本では国内での内需は間違いなく減少していきます。企業も国内だけを意識した商品、サービスの展開をするのでなく、「世界」を意識した戦略を練る必要がこれまで以上に求められるでしょう。その中で英語力を必要とする人はますます増えるでしょう。

では何故韓国は英語力を上げることができたのでしょう?
韓国では1997年に小学3年生から英語が必修化されるなど教育面の改革が進むと同時に、英語習得のために、小中学生で海外留学をする「早期留学」も少なくなく、大学生における留学も盛んになりました。

TOEICの平均スコアで見てみると、1995年は日本が541点、韓国は457点だったのに2014年のTOEICでは、先に見たように日本の平均スコアが512点であるのに対し、韓国は628点と逆転しています。


英語堪能な背景はフィリピン留学?実は穴場なお手頃留学

ここでこの理由の一つである韓国人が作ったフィリピン留学という仕組みを取り上げたいと思います。
フィリピンにある語学学校はほとんどが韓国人経営です。今では年間数万人の韓国人がフィリピンで英語を学んでいます。欧米への語学留学ではお金がかかるので、多くの人が英語を学ぶ必要が出てきた韓国は、物価の安いフィリピンでの語学留学のシステムをつくりだしたのです。フィリピンでの留学と聞くとあまり英語というイメージがない人もいると思いますが、現在ではアメリカ企業のコールセンターはフィリピンが一番最も多いというほど英語が浸透しています。

フィリピン
フィリピン基本データ
•通貨:ペソ。1ペソ=約2円
•気候:1年中を通して暖かい。平均気温26-27度、年中夏服でOK
•公用語:タガログ語、英語
•時差:1時間、日本より1時間遅い
•首都 マニラ
•宗教:大半がカトリック教徒

そんなフィリピン語学留学ですが、日本から留学する人も増えています。フィリピン政府観光省調べでは、
2012年にフィリピン留学をした日本人の人数は2010年時の4倍以上となっています。フィリピン語学力のメリットとは何でしょうか?

○メリット
三食、寝室付きで1ヶ月10万円程度の安さ!
物価やビザ代も欧米留学と比べると安く住みます。また地理的に日本から近いということで航空券も安くなります。
また欧米ではグループレッスンが多いのに比べマンツーマンレッスンが多いことも魅力です。

○デメリット
ネイティブでないので発音が少し違ったり訛りがある。治安が良くない地域がある。

しかし逆転の発想をするとこれからはアジア地域がますます発展していくと言われているのでむしろアジアの英語に慣れていたほうがよいかも……

以上、実はあまり知られていないフィリピン留学についてでしたが、1週間からという短期間の受け入れをしている学校もありますし、これから語学留学を考えている方は是非フィリピンという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

(記事作成:加倉井 涼   記事編集: 和田有紀子

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