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もはや人はお店でモノを買わなくなる!?前編「広がり続けるEC市場ってなに?」

記事作成: 吉田 圭佑   記事編集: 和田有紀子 | Future |2014.09.15

―朝早く、自宅のインターフォンが鳴った。宅配便のようだ。ああそうだ、Amazonで前から読みたかった東野圭吾の小説を買ったのだった。

いまやインターネット上で商品を購入することは、なにも珍しいことではありません。わざわざ車で運ぶのも面倒な家電製品から書籍、あるいはちょっとした日用品、コンサートのチケットまで、クリックひとつでどんなものでも簡単に手に入れることができるようになりました。このように、インターネットを介して商品やサービスを取引するような市場のことを「EC市場」と呼びます。このEC市場の代表的なサプライヤーとして楽天やAmazonが存在しますが、この「2強」をもってしても支配できないほどにこの市場は日々成長し続けているようです。今回はそんなEC市場について、着目してみたいと思います。前編では「EC市場」という単語に馴染みのない人に向けてその内容について紹介し、後編では「EC市場」のもたらす「ネットとリアルの壁の消失」について、最新のEC戦略について取り上げます。

“EC”って一体なに?

ECとは、Electronic Commerce の略であり、電子商取引のことを指します。すなわち、インターネット等を通じた商品の取引のことです。代表的なものとして、楽天やAmazon、ヤフーオークション、LINE MALLなどが挙げられます。楽天やAmazon のように企業が個人との間で商取引を行うものを「B to C(Business to Customer)」、ヤフーオークションやLINE MALLのように個人が個人との間で商取引を行うものを「C to C(Customer to Customer)」と呼ぶのですが、この「C to C」分野への新規参入が盛んに行われており、EC市場はどんどん成長を続けています。実際に数字を見てみると、2013年度にはEC市場の規模が約16兆円に達しており、さらに2015年度には約20兆円まで成長するとも言われています。現在のコンビニ市場が約10兆円規模であることを考えると、いかに大きな市場であるかが分かりますね。

Young women buying books.

続々と生まれる新規ECサービス

成長著しいEC市場には、次々と新しいサービスが参入してきています。大規模に出店できるほどではないが、オークション形式ではなく固定価格でモノを売りたいという需要の高まりや、個人間取引では消費税の負担がないことが背景となっているようです。
この個人間取引に特化したサービスに「mercari」というスマートフォン用アプリがあります。この「mercari」は「スマホでかんたんフリマアプリ!」と謳っており、出品から落札までスマートフォンで簡単に行うことができます。2013年7月に始まったこのサービスは、現在400万ダウンロードを超えるほどまでになっていて、近い将来海外への進出も行われる予定です。

パソコンの時代からスマホ・タブレットの時代へ

スマートフォンやタブレットが普及してきた現在、パソコンを日常的に使用する人の割合は減ってきています。機能面はパソコンほど充実していないものの、機動性の点で圧倒的にパソコンを上回るスマートフォンやタブレットが人々に選ばれている傾向にあるということでしょうか。
先ほど紹介した「mercari」も手軽さをウリにしたサービスです。この手軽さこそがネット経由で買い物をすることに対してなんとなく人々が持っている「不信感」を押しのけてサービスを利用させる原動力になっているのかもしれませんね。

後編へ続きます

アイキャッチ画像:citirecruitment

(記事作成:吉田 圭佑   記事編集: 和田有紀子

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