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【日米比較!】就活生のインターン・スーツ事情

記事作成: 高橋 真理奈   記事編集: | Future |2016.03.29

3月より就職活動が解禁され、町中にはリクルートスーツに見を包んだ大学生をよく見かけるようになりました。男女関係なく、服装や髪型で、ひと目で「あ、就活生だ!」と分かるはずです。
すでに知っている人もいるかもしれませんが、この”Job hunting System”は日本だけのユニークなものであり、そして一概にリクルートスーツといっても、志望する業界によってそのスーツの(暗黙の)ルールが多少違ってきます。
本文では、リクルートスーツとはなんぞやということと、多様性の国、アメリカのスーツ事情を踏まえて、日本のリクルート文化についてお伝えします。

1. リクルートスーツとは

リクルートスーツとは、一般的にリクルート(就活)のために着るスーツのことです。普通の社会人が着るビジネススーツとの違いは、その見た目にあります。

黒や紺などの地味な色

こうした色は、誰に対しても知性や清潔感、初々しさや活動的な印象を与えます。しかし、最近では9割近くのリクルートスーツが黒になりました。時代の流行でもありますが、黒であるメリットは、証明写真で映える、冠婚葬祭でも着られるなどがあります。一方で、周囲と統一されていることを気にする就活では、周りが無地、質素な生地という印象があります。また、就活に限らずビジネスの世界において、紺やダークグレーなどの濃い色のスーツは若者が、ブラウンやライトグレーなどの明るい色のスーツは年配の方や役職に就いている方が着るスーツの色というイメージもあるので、そうした印象もリクルートスーツのデザインに反映されています。

160329-2(出典:syukatsu-note)

無地

リクルートスーツで色が統一されていると差別化のほうほうとして、柄に注目するでしょう。いくつかの就活サイトを見たりOBOGのお話を聞く限り、無地の方が無難なようです。ストライプは相手に洗練された印象を与えますが、同時に偉そうな印象も与えてしまいます。自分のスキルや自信のアピールになると思われそうですが、虚な姿勢が好まれる就活では、面接官に高圧的な印象をあたえることでマイナス効果かもしれません。

男性はネクタイ、女性はシャツのデザインで勝負!

見た目で目立とうとしないで中身で勝負しようという就活サイトもありますが、実際、リクルートスーツにも業界や会社の規模によってある程度傾向やスタイルがあります。就活の分かれ目、自己アピールがストリートに面接官に伝わるかは、その企業流のリクルートスーツが選べるかの情報戦になります。男性なら、その企業のイメージカラーのネクタイを選んだり、女性なら、業界によってシャツのデザインをボタンが空いているモノやフリルになどアレンジできるかもしれません。

2. アメリカではスーツも就活も真逆?

一方アメリカのスーツ事情はちょっと変わっています。リクルートスーツのような黒色のスーツは、オフィシャルなパーティーで着られる色で高貴な印象を与えます。燕尾服が由来しているからでしょう。業界により多少の差はあっても、どの新卒の若者も好んでライトグレーやブル−のスーツを着ます。

長期戦になるインターンシップ活動

アメリカにはそもそもリクルートのためのスーツという認識が薄いという事実があります。日本では面接で採用されるのがメインである一方、アメリカでは多くの学生がインターンシップを経験し、大手の7,8割程はインターンでの成果を見て採用されます。多くの企業は、学年別のインターンシップ制度を設けていますし、学生も、1,2年次からインターンシップに積極的です。その背景には、有給制や、単位認定定などのサポートがあります。日本でも最近ではインターンシップの経験が採用の鍵にはなっていますが、それもまだ面接の材用の1つであることは否めません。

多様性なお国柄

統一されたスーツの馴染みがないことのもうひとつの大きな理由は、人種の多様性にもあります。 みなさんも高校の制服を着た時に感じたことがあるかもしれませんが、服装を統一させるということは、それ以外の身体的特徴を強調します。単一民族である日本とは違い、見た目を強制したり制限する服装の指定は好まれません。肌や髪の色を活かしたスーツを着こなすことの方が、相手に清潔や知的、信頼の好印象を与えます。

160329-4(出典:mightywisemedia/com)

3. そもそもなんで統一スタイル?

アメリカの多様性について触れましたが、就活での統一スタイルは、働き方の多様性が浸透しつつある今の日本でも、伝統的な終身雇用制の名残があります。面接側にとっては、今後何十年も付き合う人を選考する正念場です。見た目を統一することは、社風や性格など、学生と企業の相性を測る際に一目で判断できるため情報分析が簡単になりますし、より本質を見極められます。むしろ、企業側が学生の過去の活動や本質で選考することは、学生のとってみれば本質を観てもらえるチャンスになりますし、服装が絞られていることで、それを考えることに時間を費やさなくていいことはプラスになります。

4. まとめ

就活は情報戦と言われていますが、それは自己分析や企業研究だけえなく、第一印象である見た目、服装においても同様のことがいえます。みんなが選んでいるから無難というわけではなく、業界や規模によって異なるので、OBOGの経験を聞くのがいちばんです。また、なぜ日本の就職活動で国際的に目立つほどの統一性が求められるかを知ることが、就活で自身のスキルを表現でき楽しむための心構えになるでしょう。

(アイキャッチ画像出典:img.47news.jp)

参考:

キャリアパークhttp://careerpark.jp/41488 (2016/03/27)

東洋経済ONLINE http://toyokeizai.net/articles/-/51623 (2016/03/27)

Texan in Tokyo http://howibecametexan.com/2013/01/10/things-i-dont-understand-about-japan-job-hunting-suits/ (2016/03/27)

(記事作成:高橋 真理奈   記事編集: )

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